3月10日より開講の離転職者訓練の受講生たちもようやく実技演習を
迎えることとなり、シーツ交換、衣服の着脱、移動・移乗、食事介助を
はじめ、入浴では手浴・足浴、洗髪、そして排泄の自立に向けた介護
などが行われた。
その中で、今回は、移動・移乗、洗髪についての感想です。
【 移動・移乗 】
・ ボディーメカニクスをしっかり意識して行動することにより、介助する
方が、いかに無駄な動きが多かったかということに気づいた。
また利用者役になることで、知らないうちに恐怖感や不快感を与えて
しまっていることにも気づいた。
・ ボディーメカニクスを利用者にも介護者にも使えば、これまで思って
いた介護の大変さは70%消えるということがやってみてわかった。
・ ボディーメカニクスの大切さを知った。
利用者の身体を小さく丸くすることによって、人間の身体が無理なく
回転することを知った。
・ 動かすのにコツがつかめていないと腰を痛めるので、きちんとした
ことを学べて、良かった。
・ 言葉による誘導が難しかった。
【 洗髪 】
・ 利用者側になった時、洗髪の時間が長いと疲れることがわかった。
人にしてもらう気持ち良さと自分にできない不便さを知った。
介護側は、相手の気持ちになって行わないといけないと思った。
・ きめ細かい声掛け、利用者様に不快を与えないようにすることが
とても難しく感じた。
・ ボディーメカニクスを活用しているつもりだったが、気を抜くとすぐに
元の姿勢に戻ってしまい何度も注意され、いかに身についていない
かを思い知らされた。
・ 新聞紙やごみ袋など家庭にある物だけで、ベッドに横になったまま
洗髪ができて、びっくりした。